NAVICRAFT 説明書

操作を実演するだけで、手順書ができる

バージョン 4.0.3 / Windows 10・11 / Desktop Utility

1. はじめに

Navicraft は、あなたのパソコン操作を記録して、画像つきの手順書を作るアプリです。 いつも通りクリックして進むだけで、押した場所に赤い枠が付いたスクリーンショットと手順文が、1ステップずつ積み上がっていきます。

Word や Excel に画像を貼り、枠を描き、番号を振り直す。その繰り返しをやめるための道具です。

作った手順書は、あなたが指定したフォルダの中に、そのまま置かれます。1つの手順書が1つのフォルダになり、中に本文(manual.md)と画像フォルダ(img)が入ります。アカウント登録もクラウド保存もありません。

この説明書の読み方

無料 はライセンスなしで使える機能、Pro は Pro版で使える機能です。Pro版は購入前に3日間試せます。

2. 初回の準備

  1. 解凍したフォルダの中の Navicraft.exe をダブルクリックします。
  2. 利用規約の同意を求められます。内容を確認して同意してください。
  3. 手順書の保存先フォルダを選びます。これ以降、作った手順書はすべてこのフォルダに入ります。
  4. 画面右上の言語欄で、日本語・英語・中国語・韓国語・スペイン語を切り替えられます。

保存先はあとから変更できます。画面上部のメニューから「保存先フォルダを変更」を選んでください。すでに作った手順書は移動しないので、必要なら手でフォルダごと移してください。

共有フォルダ(OneDrive や Google ドライブ、社内の共有ドライブ)を保存先にすると、複数人で同じ手順書を使えます。誰かが編集中のものは、ほかの人には閲覧専用として開きます。

3. 操作を記録する無料 1日5回Pro 無制限

  1. 画面上部の「記録」を押します。
  2. 手順書の名前を入れて「作成」を押します。すでに開いている手順書があるときは、「現在の手順書に追記して記録」も選べます。
  3. 画面の最前面に小さな記録バーが出て、記録が始まります。あとは、いつも通りに操作してください。
  4. 左クリックするたびに、その瞬間の画面が撮影され、押した場所が赤い枠で囲まれた手順が1つ増えます。
  5. 終わるときは F8 を押します。記録した内容が編集画面に開きます。

押さずに、その場所だけを記録する

「この赤いボタンを押します」と説明したいけれど、本当に押すと消えてしまう。そんなときは Alt を押しながらクリックするか、F9 を押してください。クリックは相手のアプリに届かず、その場所だけが手順として記録されます。

メモを足す

記録中に F7 を押すと、画面を撮らずに文章だけの手順を差し込めます。「ここで担当者に確認します」のような、操作ではない注意書きに使えます。

画面構造の取得

画面上部のスイッチ「画面構造の取得」を入れておくと、押したボタンの名前や、画面にあるボタンの一覧も一緒に保存されます。手順文に「『申請』ボタンをクリック」と名前が入るのはこの働きによるものです。切ると、画像だけの記録になります。

撮影されるものにご注意ください

記録中は画面がそのまま撮影されます。見せたくない情報が写り込んだときは、あとから編集画面のモザイクで隠せます。

4. 手順書を整える無料

編集画面は、左に手順の一覧、中央に本文、右にプレビューが並びます。手順は左の一覧をドラッグして並べ替えられます。

手順に付けられるもの

要素使いどころ
枠(矩形)押す場所を囲む。色は赤・青・緑・紫から選べます
番号バッジ画像の上に番号を置き、その番号に対応した説明を並べます
モザイク氏名や社員番号などを隠します
凡例「赤は押すボタン」のように、色の意味を示します
フローチャート手順の流れを図で示します
本文中に表を差し込みます
装飾太字・下線・文字色・吹き出し・箇条書き

保存

入力が5秒ほど止まると自動で保存されます。ほかのアプリに切り替えたときも、その時点で保存されます。手で保存したいときは Ctrl+S です。

見た目

テーマを5種類(モダン・クラシック・シンプル・グレイスケール・ブラック)から選べます。選んだテーマは、出力した手順書にも反映されます。

5. 出力して渡す

PDF無料

「PDF出力」を押すと、余白やフォントサイズを見ながら調整できるデザイナーが開きます。整ったら保存先を指定してください。無料版で出力した PDF には、小さなクレジット表記が入ります。

ZIP無料

本文と画像をまとめた ZIP を作ります。無料版では CREDIT.txt が同梱されます。

配布ビューアーPro

手順書を1つの HTML にまとめて出力します。受け取った人は、ブラウザで開くだけで読めます。画像も中に入っているので、フォルダごと渡す必要はありません。

枠・番号・凡例はそのまま描かれます。モザイクは画像そのものに焼き込まれるため、渡した先で元に戻すことはできません。

Pro版で出力すると、クレジット表記が入りません。作った手順書を、自社の資料として配れます。

6. ライブラリで探すPro

「ライブラリ」を押すと閲覧専用の画面に切り替わり、保存フォルダにある手順書を一覧・検索・タブで開けます。本文の中身まで検索できるので、「あの操作はどの手順書だったか」を探すときに使います。

7. AIに清書してもらう無料・回数制限なし

記録した直後の文章は、そのままでは素っ気ない言い回しになります。これを整えるために、お使いの AI サービスに文章を渡す機能があります。

  1. 手順書を開いた状態で「AI出力」を押します。
  2. 「コピーしてAIを開く」を押すと、本文がクリップボードにコピーされ、ブラウザで AI サービスが開きます。
  3. AI のチャット欄に貼り付けて送信します。
  4. 返ってきた文章をコピーし、Navicraft の「AI反映」に貼り戻します。

アプリの中に AI は入っていません。文章の受け渡しはあなたの操作で行われるので、どこに何を送るかを自分で決められます。上書きの前に自動でバックアップが取られ、ワンクリックで戻せます。

8. AIに手順書を作らせる無料 1日3冊Pro 無制限

Claude Code や Claude Desktop、Cursor、Antigravity といった AI ツールから、Navicraft の手順書を直接作らせることができます。追記と読み戻しに回数制限はありません。

つなぐ

設定の「AI」を開くと、お使いの環境が自動で検出されます。ボタンを1つ押すだけで登録できます。手で設定したい場合のために、設定用の記述をコピーするボタンも用意しています。

頼む

AI に /navicraft と合図してから、作ってほしい手順書を伝えます。合図がないときは、AI は普通の文章で答えます。勝手に手順書を作り始めることはありません。

終わるときは /naviend と伝えます。30分なにも操作がなければ自動で終わります。

できあがる場所

AI が作った手順書は、保存フォルダの中の「AI作成」フォルダにまとまります。自分で記録した手順書と混ざりません。

画面を見せる

「画面構造の取得」を入れておくと、AI は今表示している画面のボタンの位置や名前を読み取れます。そのため「右下の申請ボタンを押す」のように、実際の画面に沿った手順書になります。切っていると、AI は画面を読めません。

9. 無料版とPro版

できること無料版Pro版
操作の記録1日5回無制限
編集・保存・閲覧無制限無制限
PDF出力可(クレジット表記あり)可(表記なし)
ZIP出力可(CREDIT.txt 同梱)可(同梱なし)
配布ビューアー(HTML)不可
ライブラリ閲覧不可
AI清書無制限無制限
AI連携での作成1日3冊無制限
Web操作の精密記録不可
商用利用不可

3日間試す

設定 > ライセンス の「Proを3日試す」を押すと、その日から3日間、Pro版の機能を使えます。1台につき1回です。期間が終わっても、無料版の機能と、作った手順書はそのまま残ります。

購入と認証

買い切り 10,000円(税込)です。毎月の支払いはありません。購入するとライセンスコードがメールで届きます。設定 > ライセンス の欄に貼り付けて「認証」を押してください。認証のときだけインターネット接続が必要です。

1つのコードにつき1台です。別のパソコンに移すときは、今のパソコンで「このPCの認証を解除」を押してから、新しいパソコンで同じコードを認証してください。

10. 通信とプライバシー

記録・編集・出力は、すべてあなたのパソコンの中で完結します。手順書の中身が外に送られることはありません。

Navicraft が通信するのは、次の3つの場合だけです。

画面上部の「オフライン(外部に送らない)」を入れると、通信を伴う機能が止まります。社内の規則で外部通信が禁じられている場合などにお使いください。詳しい内訳は、その隣の「?」から見られます。

不具合の連絡は、オフライン中は送信されません。その場合はその旨が表示され、書いた内容は消えずに残ります。送信できなかったときは手元に控えが残り、次に起動して通信できたときに自動で送り直されます。

11. 困ったとき

起動時に「WindowsによってPCが保護されました」と出る

「詳細情報」を押してから「実行」を押すと起動します。個人開発者の署名のため、ダウンロード数が少ないうちは表示されます。

記録が始まらない

無料版は1日5回までです。上限に達すると、その日は記録を始められません。翌日になれば再び使えます。回数を気にせず使うには Pro版が必要です。

手順書に「押した場所」の枠が付かない

画面上部の「画面構造の取得」が切れている可能性があります。入れてから記録し直してください。

ほかの人が編集中と表示される

共有フォルダで、誰かが同じ手順書を開いています。その人が閉じるか保存するまで、こちらは閲覧専用になります。相手が開いたまま席を外している場合は、30分ほどで自動的に解除されます。

画面が真っ白なまま動かない

Microsoft Edge WebView2 ランタイムが入っていない可能性があります。Microsoft の配布ページから WebView2 ランタイムを入れてから、もう一度起動してください。

保存先を変えたい

メニューの「保存先フォルダを変更」から選び直せます。すでに作った手順書は移動しません。必要ならフォルダごと手で移してください。

それでも解決しないとき

アプリ内の報告フォーム(設定 > ヘルプ の「不具合の連絡」)から送れます。匿名で送られ、個人情報は含まれません。送信できたときだけ「送信しました」と表示されます。

返信が必要なときは、報告フォームではなく gyozadieski@gmail.com までメールでご連絡ください。報告フォームには返信先がありません。

12. ショートカット

キーできること
F8記録を終える
F7記録中に、文章だけの手順を足す
F9押さずに、その場所だけを記録する
Alt + クリック同上(クリックは相手に届きません)

このほか、検索・スクリーンショット・順番変更のキーは、設定 > ショートカット で好きなキーに割り当てられます。保存は入力が止まると自動で行われるため、普段は意識する必要はありません。